
戸田競艇場(埼玉県)
戸田競艇場の特徴(モーター・水質・干満差など)
所在地 | モーター | 水質 | 干満差 |
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埼玉県 | 減音 | 淡水 | なし |
戸田競艇場は、戸田漕艇場の西端に位置し、競争水面として使用している競艇場。競争水面はプールであり、あまり大きな波は立たず、一年を通して穏やかである。
元々、戸田競艇場は漕艇場として人工的に開削された水面であることから、漕艇場としては十分な幅をもっている反面、競艇場として見た場合に水面の横幅は107.5mと日本の競艇場の中で最も水面の横幅が狭いというのが戸田競艇場の特徴である。
そのため、ホームストレッチ側では観客のすぐ目の前を舟が通り、舟がバックストレッチ側を通っていても水面際から非常に見やすいというメリットがある。しかしその反面、コース幅が狭いことから、水面に慣れていない選手がターンマーク付近でエンストや転覆を起こすケースが多く見られ、「抜き」の醍醐味が失われてしまう。
淡水で、減音型機(ヤマト331型)を使用している。幅の狭い戸田競艇場の競争水面では、ピットを2m後方に移動し機のパワー差が出やすく、センターがレースの主役の座に座ることが多々ある。
なお戸田競艇場は、福岡競艇場などと同様、第1ターンマークを大きくホームストレッチ側に寄せていることもあり、1コースが24競艇場の中でこの戸田競艇場が最も弱い。このことから前づけを行う選手も1コースまでは入ってこないケースが多くみられる。仮に1コースまで前づけで入ってきたとしても、深インになってしまうケースが多い。さらに、実力者が1コースに入った場合はしっかりとイン逃げしてしまうことが多く見受けられる。
そのうえ、チルトが最大+0.5までということから、6コースからの大外捲りが非常に難しくなっている。
以上のことから、この戸田競艇場では、インコース艇がよほど実力で頭一つ分抜きんでているような場合を例外として、スタートが上手い上に、インコース艇を引き波に乗せてくれる選手を中心に考えて予想を立てた上で舟券を買うのがコツである。